UWBって何?クルマがもっと便利になる新技術!
「UWB(Ultra-Wideband)」とは、BluetoothやNFCよりもっとすごい、超広帯域無線通信技術のこと。これをクルマに応用することで、あなたのクルマが驚くほど賢く、そして便利になるんです。
UWBのすごいところは、センチメートル単位でピタッと位置がわかる高精度な測定能力!スマホやスマートウォッチとクルマがUWBで通信することで、こんなことができるようになります。
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ドアの自動ロック・アンロック
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エンジンスタート機能
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スマートアクセス
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高度なセキュリティ機能
まさに、物理的な鍵がなくてもクルマを操れる「デジタルキー」の進化形。クルマが単なる移動手段ではなく、あなたのライフスタイルに寄り添う「移動プラットフォーム」へと進化する上で、UWBはその中心的な技術として注目されています。
なぜこんなに注目されてるの? UWB市場のヒミツ
LP Informationの最新レポート「世界車載向け超広帯域 (UWB)市場の成長予測2026~2032」によると、この市場は2025年から2031年の予測期間中に年平均成長率(CAGR)35.9%という驚異的なスピードで成長し、2031年にはなんと14.82億米ドルもの巨大市場になる見込みです。

この急成長の背景には、電気自動車(EV)やスマートカー、コネクテッドカーの普及、そして「もっと便利で安全なクルマが欲しい!」というユーザーのニーズがあります。
特に、スマホやウェアラブルデバイスが日常に欠かせない現代において、物理キーなしでクルマを操作できる「デジタルキー」や「スマートアクセス機能」は、私たちにとって明確なメリットがありますよね。UWBは単なる鍵の代わりにとどまらず、車内での認証、シェアカーの管理、子どもやペットの見守り、駐車支援など、たくさんの可能性を秘めているんです。
世界の自動車メーカーが注目!
車載UWB市場には、KOSTAL、Hubei Linksci Technology、Continental AG、UAES、DENSO、Desay SV、Marquardt Group、Hella GmbH、YFORE Technology、INGEEKといった世界の主要メーカーが名を連ねています。2024年には、世界のトップ5社で、なんと約90.0%もの市場シェアを占めているんです。

グローバルに見ると、UWBの導入には地域や企業によって異なる戦略が見られます。
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欧州や日米の既存メーカー:高級車やプレミアムモデルを中心に、安全性や快適性、ブランド価値を高めるためにUWBをデジタルキーやスマートアクセス機能として導入する傾向があります。
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中国やアジアの新興EVメーカー:コスト効率と量産性を重視し、UWBを含むデジタルキーを比較的早い段階から幅広い車種に展開することで、一般車への普及を狙っています。
このように、地域や用途、価格帯によって異なるアプローチでUWBが導入され、世界の自動車産業はUWBを軸に再編されつつあります。
UWBが描く、デジタルキーだけじゃないワクワクする未来
UWBは、単に「鍵をデジタル化する」だけでなく、モビリティのあり方そのものを変える可能性を秘めたコア技術です。スマホやウェアラブルとの相性の良さ、センチメートル級の精度、高い安全性、そして電波干渉に強いという特徴が、その可能性を広げています。
デジタルキーやスマートアクセスはもちろんのこと、車内でのドライバー認証、車内に置き去りにされた子どもやペットの検知、シェアカーの利便性向上、駐車支援、さらには将来的な自動運転支援やスマートシティとの連携まで、多岐にわたる機能が実現するでしょう。自動車が「移動プラットフォーム」へと進化する中で、UWBはその基盤となる“インフラ”のような存在になるかもしれません。
現在は主に高級車や新興ブランドから導入が始まっていますが、技術がさらに成熟し、コストが下がれば、2020年代後半から2030年代にかけて、UWBは一般乗用車やコンパクトカーにも標準搭載される可能性が高いです。まさに、モビリティのパラダイムシフトを後押しする鍵となるでしょう。
最近のホットな話題
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2025年9月16日、自動車部品・ソリューションベンダーの遠峰科技が、慕尼黒モビリティショー(IAA MOBILITY 2025)で、UWB、Bluetooth CS、NearLink/SLE、NFCを統合した次世代デジタルキーシステムを発表しました。スマートアクセス、足による開錠、生体検知、ワイヤレス充電など、多機能な統合プラットフォームとして注目を集めました。
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2025年6月11日、ある調査会社の報告によると、中国の乗用車市場におけるデジタルキー(UWB、NearLink、Bluetooth 6.0を含む)の搭載率は急拡大しており、2024年は前年同期比で約58.7%増、2030年までに搭載率が80%を超えるとの予測が示されました。これに伴い、UWBを含むソリューションを提供するサプライヤーの存在感が一段と高まっています。
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2025年6月25日、欧州の大手サプライヤーContinental AGが、新型SUV向けにUWBベースのデジタルアクセスシステムの納入を開始すると発表しました。スマートフォンによるロック・アンロックおよび車両起動が可能なこのシステムは、従来の物理キーやリモコンキーを置き換える次世代アクセスインターフェースとして、量産導入の第一歩を示しました。
もっと詳しく知りたい方はこちら
車載向け超広帯域 (UWB)市場に関する詳細なレポートは、以下のリンクから確認できます。


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