バッテリー用接着剤の市場がぐんぐん拡大中!2032年には7.3億ドル規模に成長するって知ってた?

プレスリリース

民生用バッテリー用接着剤の世界市場

私たちの身近にあるスマートフォンやノートパソコン、ウェアラブルデバイスなど、たくさんの電子機器に欠かせない「バッテリー」。そのバッテリーを支える「接着剤」の世界市場が、今後大きく成長すると予測されています!

バッテリー用接着剤市場、2032年には7.3億ドル規模に!

株式会社マーケットリサーチセンターが発表した調査資料によると、民生用バッテリー用接着剤の世界市場は、2025年の4億7,400万米ドルから、2032年にはなんと7億3,300万米ドルにまで拡大すると見込まれています。2026年から2032年にかけての年平均成長率(CAGR)は6.5%と、かなり期待できる成長ぶりですね。

「民生用バッテリー用接着剤」って、どんなもの?

この接着剤は、主に携帯電話やノートパソコン、タブレット、TWSイヤホン(ワイヤレスイヤホン)、そして携帯型エネルギー貯蔵装置など、私たちがおなじみのリチウムイオン電池に使われています。

具体的には、電池の性能を左右する「正極活物質」や「負極活物質」を集電体にくっつけたり、電極シートやセパレーター、さらには電池のモジュールや構造部品を固定したり封止したりする役割を担っています。その一番の目的は、エネルギー密度や電気の流れやすさをできるだけ犠牲にせず、電池の機械的な強度、安全性、そして長く使えるサイクル寿命を向上させることなんです。

環境に優しい接着剤へのシフトが進む!

現在、正極バインダーの主流は「PVDF」という油性接着剤ですが、これに使われている溶剤「NMP」には、生殖毒性のリスクがあることが指摘されています。ヨーロッパ連合(EU)でもNMPの使用を制限する動きがあるため、環境に優しく、かつ性能も劣らない「水系バインダー」の開発が活発に進められています。

水系接着剤は、揮発性の水蒸気しか出さないため環境に優しく、コストも抑えられ、燃えにくいというメリットがあります。リチウムイオン電池の主要材料として、水系接着剤は今後ますます重要な存在になるでしょう。

最新トレンドは「軽さ」「高エネルギー」「速い充電」

3Cエレクトロニクス(パソコン、通信、家電)やウェアラブルデバイスの進化に伴い、バッテリー用接着剤にも「軽量化」「高エネルギー密度」「高速充電性能」が求められています。

接着剤も、従来の油性システムから水系システムへ、そして高耐熱性のアクリルやポリウレタン、エポキシ、有機シリコンなど、複数の成分を組み合わせた多成分システムへと進化しています。高い固形分、低VOC(揮発性有機化合物)、耐熱性、そして電池の電気化学システムとの相性が特に重視されているんですよ。

TWSイヤホンや小型ウェアラブルデバイス、携帯型エネルギー貯蔵装置といった新しい製品が登場する中で、小型電池セル向けの改良された自動塗布プロセスも、接着剤の価値を高める要因となっています。

電気化学的な適合性、信頼性の高い配合設計能力、そして電池工場との密接な連携開発ができる接着剤サプライヤーは、民生用電池の軽量化や安全性、高集積化の流れの中で、より高い市場シェアと影響力を手に入れることが期待されます。

レポートでわかる、市場のさらに詳しい情報

株式会社マーケットリサーチセンターのこの調査レポートでは、民生用バッテリー用接着剤市場について、過去の販売実績の分析から2032年までの予測販売額まで、幅広い情報が網羅されています。

レポートでは、以下のような切り口で市場が詳しく分析されています。

  • タイプ別: 正極接着剤、負極接着剤

  • 分散系別: 油性接着剤、水性接着剤

  • 物理状態別: エマルジョンタイプ、溶液タイプ

  • 用途別: コンピュータ、携帯電話、ゲーム機、その他

  • 地域別: 南北アメリカ、アジア太平洋地域、ヨーロッパ、中東・アフリカ

さらに、クレハ、ソルベイ、ゼオン株式会社、アルケマ、日本A&L株式会社、JSR株式会社、トリンセオ、ハンソルケミカル、LG化学、BASF、アシュランドなど、主要な企業の情報も詳しく紹介されています。

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